逆転検事プレイ日記①
異議あり!
※注意※ 逆転検事のネタバレが含まれます
逆転裁判の主人公ナルホドくんの親友、「御剣怜侍」検事が主役のゲーム「逆転検事」をクリアしました!
もう10年以上前のゲームですが面白かった!!
自分自身は逆転裁判1,2,3(GBA版)までしかプレイしたことがなく、3のラストでかなりきれいな終わり方をしていたのであまり続編的なものをやろうとは思っていなかったのですが、逆転検事は3の続きとしてプレイしても全く遜色ないゲームでした。
それぞれの話での細かい感想は別に述べるとして、これまでプレイしてきた逆転裁判1,2,3との個人的に感じた違いをまとめてみました。
●成歩堂龍一 vs 御剣怜侍ではない
逆転裁判では弁護士 vs 検事という構図でお互いに弁舌をふるわせたたかっていくという、まさに法廷バトルのゲームだったものが「逆転検事」では犯人 vs ミツルギ検事という構図で矛盾を暴いていくスタイルになっています。
逆転裁判でも実質ナルホド君が矛盾をつきつけていたのは検事に対してというより、証人に対してだったので同じと言えばそうかもしれませんが、検事の相手と言えば弁護士という固定観念があったので斬新に感じました。
また、その弁論バトルも裁判中ではなく、事件の捜査の一環のような位置づけで繰り広げられるのでどちらかと言えば警察の取り調べに近いのかもしれません。
確かにドラマでも弁護士は正義の味方で検事は悪役というパターンがかなり多いので、検事を主役にするなら弁護士はあまり登場させられないですよね…。
一応弁護士との対決もありますが、ナルホドくんではありません。
●ロジック
逆転裁判にはなかった、「ロジック」とよばれるシステムが追加されています。
「ロジック」とは現場に残された証拠品から分かる複数の事実より2つを選んで組み合わせ、新たな事実を導き出すという、いわばミツルギ検事の思考回路を再現するような仕組みです。
この組み合わせは比較的わかりやすいものが多かったので、行き詰まったらとりあえずロジックを考えてみるというように使えました。
●ペナルティが少ない
逆転裁判でごっそり持っていかれて何回もやり直したペナルティシステムは逆転検事でも健在です。
しかし、逆転裁判と違って1回あたりのペナルティはかなり少なく、たくさん間違えてもダメージが小さいのであまりセーブしなくても大丈夫でした。
それでもゲーム後半(第5話)は話のボリュームがかなりあったので、どんどんゲージが削られていきましたが逆転裁判3に比べればかなりペナルティの厳しさは緩くなっています。
●ブレイクスルーのポイントがわかりやすい
逆転裁判では「探偵パート」で現場やそれに関係する場所での証拠品、証言集めをして、裁判でたたかうに足りうる手札をそろえてからでないと、実際に弁舌バトルに進みません。
つまり、ナルホドくんの事務所に行って、警察署に行って、現場を見て…という移動がかなりあるのです。
さらにその先々にいるアクの強い登場人物たちに今もっている証拠品を見せてさらなる証拠品を得る必要がでてくることが多々あり、それがかなり難しいところになっています。
攻略を見てしまえば、この場所にいるこの人物にこの証拠品をつきつければ次の証拠品が得られ、裁判に進める…と一発でわかりますが自分で関係のありそうなものを適切なタイミングで出すというのは勘がよくないと時間がかかる作業になっていました。
逆転検事でも「捜査パート」(逆転裁判でいう探偵パート)が存在し、そこで証拠品集めをクリアしなければ先に進めないというのは変わらないのですが、捜査パートでは場所の行き来をする必要はほぼなく、今いるところの捜査(証拠品あつめやロジックの組み立て)が終われば次の場所に自動的に進めるというわかりやすいシステムになっています。
手持ちの証拠品と現場に残された痕跡との矛盾を見つける必要があるものもありますが、その時は矛盾があることがあらかじめ示されているのでかなりスムーズに進みました。
思いつく大きな違いはこんなところです。
全体的に逆転裁判の3などと比べるとやさしくなった印象を受けました。
ただ、めちゃくちゃ簡単!!ということでもなく、最後まで飽きずプレイできました。
心残りは、蘇る逆転は未プレイだったので、そこに出てくる人物が助っ人で活躍する話ではミツルギ検事との関係性がよくわからないままになってしまったところですね…。
基本的には逆転裁判1 蘇る逆転,2,3,はプレイしておくべきかもしれません。
一応逆転検事からでもプレイはできると思いますが、1~3の小ネタが各所にあることや、1~3をプレイしたからこそ分かるミツルギ検事の「逆転劇」のすがすがしさを味わえることを考えれば逆転検事以前の作品も全てプレイしておくべきだと感じました!
もう1周しようかな…
第一話目の感想↓